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寄贈・寄託作品展~田中一村作品について [Art]

26日まで、千葉市美術館で「寄贈・寄託作品展」開催中です。大注目は田中一村作品の展示があることです。

これ、企画展などと違って定例の展示のため200円です。国立美術館も昔は400円とかで国宝が見られました。
最近、美術展もあまり行っていなかったのですが田中一村作品が展示されるということでは行かざるをえません。こちらの美術館は1年くらい前に田中一村の企画展を行っています。

今回、40点ほど寄贈されたらしく、ほとんど見る機会すらない田中一村作品を40点もまとめて見られて200円、安すぎます。田中一村については、孤高の画家、みたいな扱われ方をされることが多い気がしますが以前の田中一村展で周囲の人とも円滑にコミュニケーションをとりながら活動していた様子が見えて、なんだかホっとしたというかより親近感が湧いた覚えがあります。また、さまざまな用法で描くことのできる技量の高さを感じられます。見てきましたけど200円でこんな作品を見られるなんて・・・。千葉市美術館はなかなか私のツボを突いてくる作品を収蔵しているので友の会も入りたくなっちゃいます。企画展もなかなかツボをで、企画展ですが曽我蕭白(他京都画家)展を4月10日から開催予定らしくこっちも見たいなー。


タグ:田中一村
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岡本秋暉とその師友in千葉市美術館 [Art]

岡本秋暉の作品が見られるというので、千葉市美術館へ行きました。同時開催で「ボストン美術館浮世絵名品展 錦絵の黄金時代―清長、歌麿、写楽」展も開催中です。こちらも見ても良かったんだけど有名どころなので過去に見たことのある作品も多そうだなーというのと1000円という価格が微妙だったので今回はやめときました。こっちも見てたら時間もかなり使っちゃうし。岡本秋暉のほうは、通常料金の200円で入れます。あまりまとまった点数で見られない画家なので10点ちょっと見られてまあまあ満足。以前何かの企画展で1点だけ花鳥画が出品されていて知った画家です。このときの作品はなかったですが、思った通り好みな感じでした。いいなと思ったのはチラシにも使われている「百花一瓶図」と「孔雀図」。孔雀は得意というだけあってとても濃密な描写です。応挙や芦雪なんかの孔雀も素敵ですが岡本秋暉の孔雀もなかなか。あと牡丹の花の描写もとても好み。作品によっては花の描写が比較的弱い(わざと?)かなという気がしましたが、飛びぬけていいなと思う作品もある、そんな画家かなと思いました。
そして山種美術館でも花鳥画の企画展を開催中らしい(チラシがあったので)ので5日までだし行ってみようかなあ。微妙に駅から遠いけどこっちは歩いてもいけないことはない距離です。ほかに花鳥画関係だと出光美術館でも開催中で、こちらは19日までなのでどこかのタイミングで行きたいな。

タグ:岡本秋暉
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田中一村 新たなる全貌 in 千葉市美術館 [Art]

とても楽しみにしていた企画展で、初日に行ってきました。作品の量が多くて、とても充実していました。一村に対するイメージも少し変わりました。年少期から才能を発揮していたらしく10代くらいからの作品から見ることができます。もともとは南画の画家で、奄美時代の作品とはまったく違う男性的な作品を多く描いていたようです。個人的に南画はあまり好きじゃないので奄美時代の繊細で優しい作風からはまったく想像がつかず意外でした。

図書館で読んだ、一村の小説では気難しく孤独に絵に取り組んだ人、のような印象を持ちましたがそっちはフィクションで、実際は周囲の人々とも普通にコミュニケーショをとりながら絵に取り組んだ人だったようで特に奄美での作品では人や町の作品もありました。他にも天井画もあります。こういう仕事もしているんですね。

何しろ点数が多くて見るのに相当疲れてしまったので終わるまでになんとかもう一度行きたいです。来週だし休日は込みそうですが・・・
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「江戸絵画への視線」at山種美術館 [Art]

今日は岩佐又兵衛が見たくて恵比寿の山種美術館へ。駅から近くないので暑いしどうしようかと思っていましたが今日行って正解だったかも。すいていたので。伝芦雪、岡本秋暉作品が見られたのがかなり嬉しかったです。岡本秋暉なんて、ほんとうに見る機会がほとんどないもので・・・。孔雀図だったんだけど、装飾的かつ精緻な作品でとても素敵でした。
チラシの題材になった又兵衛の《官女観菊図》は、女性の唇だけ赤みがありますが白黒の作品で、これもかなり細かく書き込みがあり、不思議な浮遊感のある作品です。あまり白黒という制約を感じない作品だなと思います。
今回は解説のカセットも借りたのですがコンパクトな解説で良かったです。長いなー、と感じることが正直多いので。

今週は文化村でやっているブリューゲルが見たいなぁ。


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画家のかたち、情熱のかたちat三鷹市美術ギャラリー [Art]

今日は三鷹市美術ギャラリーへ行って来ました。はじめて行きましたが駅前で便利ですね。しかも200円でした。高島野十郎目当てで行ったのですが8点、展示されていました。「けし」「りんご」「青いりんご」「蝋燭」「太陽」など8点でしたが2点しか直に見たことがなかったのでとても嬉しかったです。200円だしまた見に行ってしまうかも。それにしても、私一人しかお客さんがいなかったので逆に気になっちゃいました。係員の方のほうが多いんだもの。ただ、解説がまったくないのが残念でした。図録買いたかったけど展示作品の写真だけで、ひとつひとつの解説が皆無だったので買いませんでした。あと展示作品の一覧もほしいなあ。

高島野十郎の作品は鮮やかなのに温かみがあって、存在感があります。鮮やかな絵、は世の中にたくさんあるけども芸術、という傘の仲でそれは過度だったり、狂気的だったり、アンバランスだったり、不安感を与えたりで脳の中に威圧感を与える種類のものであることが多いのに、高島野十郎の作品はそうでない、と私は感じるのですよね。好きな画家はたくさんいますけどみんな、そこが共通している気がする。鮮烈なのにちょうどよい心地良さ。

ここで収穫がひとつ。こんど「高島野十郎と同時代作家展」が開催されるようです。柏市民ギャラリー銀座美術館ですが、チラシがありました。どのくらいの作品数なのかは書いてありませんが、藤田嗣治、梅原龍三郎、岸田劉生なんかも出るっぽいです。

タグ:高島野十郎
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トリック・アートの世界展at損保ジャパン東郷青児美術館 [Art]

昨日は新宿へセール&トリックアート展に行ってきました。トリック・アートのほうはちょっと期待はずれだったかも。1000円じゃなくて500円くらいならいいんですけどね。飛び出して見える絵とかもあるとよかったんですが。それに思ったより人が多くて見づらかった。都内だとしょうがないけど、よく見えないのにチケットは高いので、土日は絶対に行きたくないです。ただ、通常美術館って17時とか18時までなので土日に行かざるを得ない展覧会もありますけども。
損保ジャパン東郷青児美術館の次の企画展は「ウィフィツィ美術館 自画像コレクション」だそうです。

今日は「三鷹市美術ギャラリー」へ行く予定です。

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備忘録:高島野十郎 [Art]

来週から三鷹市市制施行60周年記念収蔵作品展『画家のかたち、情熱のかたち』が開催されるのですがここで高島野十郎の作品が8点、展示されます。場所は三鷹市美術ギャラリーなんですが4年前に「没後30年 高島野十郎展」を開催したことがあって、そのときはまだ高島野十郎を知らなかった時期で見ていないのです。8点だけど見る機会がほとんどないアーティストだけにすごく楽しみです。

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伊藤若冲 -アナザーワールド-at 千葉市美術館 [Art]

今日終わりの企画展、千葉市美術館での若冲展にギリギリで行ってきました。暑くなり、夏が大の苦手なもので、アート関連情報もまったくチェックできていなかったんですが若冲は一番好きなアーティストなので体調が悪くてもはずせません、

今回の企画展、見たことのない作品も多く、とても良かったと思います。これだけ若冲作品の点数が多いのは、珍しい。はじめのブースでは時代の近い作品などの展示で、若冲で作品がなかったのでここもそうか・・・みたいな感じで期待してなかったんですが次のブースからは見事に期待を裏切ってくれました。ここまでまとめてみたのは初めてじゃないか、というくらい。プライスコレクションなんかは、若冲作品ということで煽ってる(ように感じた)わりにはそれほど点数が多くなかった気がしますから・・・

そして、8月にはここで田中一村の企画展があるんですがかなりの数が出るようで今から楽しみで仕方ありません。200点以上?チラシによれば。一村だけじゃないかもしれないけど・・・。2作品しか見たことないので、これはもう期待せずにはいられないです。


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新創記念特別展 第5部 国宝燕子花図屏風 琳派コレクションat根津美術館 [Art]

今日は根津美術館に行きました。風情がありますね。入り口が特に。庭も素敵でした。

展覧会を含めて全体的に評価すると1200円でもいいと思うんですけど、
以前科学技術館だかでやった琳派展と比べると、残念ながら500円くらいだったら満足できるんだけどなー、と思いました。悪いわけじゃないんですが、以前見た琳派展では四季草花図屏風などはどれがどの植物なのか、ちゃんと説明図がありましたからね。あと抱一の作品が少なかったかな。あったけどね。琳派と言われる巨匠のなかでは光琳もいいけど、抱一の叙情的な作品が私は好みです。光琳の「風神雷神図屏風」の裏面に描かれた「夏秋草図屏風」は彼の作品ですがこの裏面のほうが好きです。

ただ、建物はリニューアルして入り口は竹林の回廊で風情があり、建物自体は最近流行の建築なのでしょうけども何かもがゆとりがあり、天井が高く、庭も綺麗でカフェなんかもあって、全体的には満足できると思いました。ほんとうに展覧会だけが目当てだったら勧めないかな。また、常設展示は興味があまりない分野だったため見てないのですがかなり多く展示されてるようです。

今後のアート訪問は、モーリス・ユトリロ展かなぁ。今回は趣味全開で日本画ばっかり見ちゃいましたが、ユトリロもすごく好きです。あとやはりミュシャが好きだなー。ミュシャの場合、販売のための展覧会が多いからまぎらわしいんだけど、ふつうに見られるのがあれば絶対行っちゃいます。こんど三鷹市でありますね。
他、見たいのはことごとく地方・・・あと先の話ですけど千葉市美術館で若冲展がありますね。これは通ってしまいそうです。
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平木浮世絵美術館in豊洲 [Art]

今日は平木浮世絵美術館に行ってきました。豊洲のららぽーとにあります。豊洲に行ったのは半年以上ぶり?また新しいビルができそうでした。あのへんの開発はすごいですよね。

今日見てきたのは「歌川国芳の木曽街道六十九次」です。500円ですし、空いてますので興味があればぜひ。ただ広くはないし、作品数も多くはないです。

木曽路街道六十九次、という響きで広重の東海道五十三次みたいなものを想像する方にはまったくお勧めできません。国芳を好きならお勧め。国芳のダイナミックな作品を望む方にも進めないかなあ。大きい作品はありませんが、独特の主題の捉え方、表現の仕方は素晴らしいと思いました。府中市でやっている国芳展と合わせて行くといいかもしれません。

明日はそろそろ根津美術館に行こうかなあ。1200円という値段設定が非常に微妙です。

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