若冲展@東京都美術館 上野:マイナスから:So-netブログ

若冲展@東京都美術館 上野 [Art]

先日、あまりの混雑っぷりがニュースにもなった若冲展、やっと行ってまいりました。

2週間前の金曜日、夜ならすいてるかしらと思ったら「70分待ち」で撃沈し、会社帰りで疲れていたのもあって断念。ただその後70分なんてかわいいほうな感じのニュースばかりで、その日に行っておけばよかったと後悔。やっと今日FPの試験後に行きました。明後日終わるので前売り買ってたし今日くらいしか行くチャンスがなかったのです。15時半すぎについて、その時点では90分待ちくらいと看板に出てましたが1時間くらいで入れましたかね。中も人人人・・・でした。正直画全体は見られないし、ほぼ見たことがある作品でしたのでサーっと回って終了しちゃいました。ただ、出品作品のセレクトは大変素晴らしかったと思います。さすが生誕300年記念なだけあります。これだけ集めてくるのにどのくらいの関係者の努力があったか、感動モノです。人混みがない状態なら2時間はみっちり見たい感じ。めったに見られない宮内庁三の丸尚蔵館所蔵の「旭日鳳凰図」MIHO MUSEUM所蔵「象と鯨図屛風」、プライスコレクションの「鳥獣花木図屛風」、そして動植綵絵30幅(プラス釈迦三尊像3点)佐野美術館の「菜蟲譜」が一度に見られるなんて信じられません。通常、個別にしか見られませんから・・・。また再発見の「孔雀鳳凰図」はもちろん初めて見ましたがとても保存状態が良い状態で素晴らしかったです。動植綵絵は、以前京都で見た時と同じく本来の展示方法でした。この空間は圧巻。画の下のほうは人混みでまったく見えませんでしたけど、若冲ワールド全開でした。あの絵の浮遊感、一瞬の動物や植物の表情の見事さは本当に素晴らしく、美しいです。

若干残念だったのは静岡美術館のほうの「鳥獣花木図屛風」とボストン美術館の「日出鳳凰図」がなかったことです。日出鳳凰図は、日本に来たことあるのかしら・・・あるんだろうけど私は見たことがないです。オファーしたのかどうかも知る由はないですが、日本で開催した数年前のボストン美術館展でも来なかったと思います。
静岡美術館とプライスコレクションの鳥獣花木図屛風の見比べはぜひやってほしいですね。個人的には静岡美術館所蔵作品のほうが毒々しく、若冲本来の個性が出ていると感じます。プライスさんのほうの作品は工房作品じゃないかと思われます。そのせいか毒々しさがかなり薄まっていますね。

今年は何しろ生誕300年なので今後も若冲がらみの企画展は目白押しです。関東だと「生誕300年記念 若冲と蕪村 江戸時代の画家たち」岡田美術館があるので楽しみです。

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